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初めてのイージー(パターン)オーダースーツ~経験者だからわかるチェックポイント

はじめに

スーツは、大体のサラリーマンが人生で最も長く着るスタイルだと思います。
しかし、当然のように押し付けられることからか、最近はスーツに拒否反応を示す人も少なくないです。
でも、スーツってかっこよくないですか?
ちゃんと体のラインに合わせ、胸を張り、ネクタイを締め、ボタンを留めて立ってみてください。

もう一度聞きますが、スーツってかっこよくないですか?

好きな生地、パーツ、そしてしっかり体に合ったスーツを一度でも来てもらえたら、きっと窮屈には感じないし、絶対かっこいいですよ!

今回紹介するのはイージーオーダー、パターンオーダーのスーツなので、仮縫いはありません。ただ、後からも書いていますが、作った後に太ももや腕回りなど、パーツの修正は可能です。

ちなみに、スーツの良さ、うんちくについては、下記のマンガが楽しく読めておススメです。
イタリアでテーラーを営む日本人が、問題に立ち向かう人たちを、服を通して助けていく、そんな分かりやすいストーリーと、マフィアに対しても曲げない確固たる信念は読んでいて小気味よく楽しく読めます。

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では、本題です。

チェックポイント

まずは店選びとスーツの形から

初めてスーツを作るとき、選択肢が多すぎると迷ってしまいます。
そこで、まずおススメなのはそのお店で売っている、既製品のスーツを見て、自分の好きな形があるか、探してみましょう。
ポイントとしては、ジャケットの前すそ、腹回りの絞り、ラペルとゴージライン、 ポケットです。
ざくっとチェックポイントを書いてみます。

  • ジャケットの前すそ
    裾の丸みがまっすぐに近いもの、大きく丸いもの、中間くらいのもの、など種類があります。
    ジャケットを羽織ってみて違和感がないか、確認しましょう。
  • 腹回りの絞り
    既製品だとA、Y、ABなど、形が決まってますが、オーダースーツは絞りを変えられます。
    絞り過ぎると夜の雰囲気が出てきたり、ボタンを留めづらくなるなど、やり過ぎはダメですが、体のラインに合わせて適度に絞るととてもかっこいいです。
    これは羽織るだけでなく、ボタンを閉めて腕を組んでみて窮屈さが無いものを選びましょう。
  • ラペルとゴージライン
    ラペルとは聞きなれない言葉だと思いますが、要は襟です。スーツは襟が二つのパーツに分かれており、下のパーツがラペルになります。
    尖がっているのがピークドラペルで、ダブルのスーツに合わせるととても重厚感が出ます。
    また、ラペルの幅が狭いスーツはモード服に多く、若者らしく、スマートな印象を与えます。
    次に、ゴージラインの高さですが、これも高い方が若者らしく、スマートな印象になります。
    これらを細かく注文するのは難しいので、既製品で好みの形があるか探しましょう。
  • ポケット
    フラップポケットが普通で、斜めになっているスポーティーなスラントポケットなんかがあります。

生地

さて、お店が決まったらいよいよ生地を選びます。
生地は大抵のお店で大量にあるので、ある程度イメージを決めてから行きましょう。

ポイントとしては色と模様です。
色は大きく、チャコールグレー(ほぼ黒ですが、黒より優しい色)、ネイビー、グレイあたりが定番だと思います。ブラウンや他の色もありますが、確固たるイメージが無い場合は選ばない方が無難です。
次に模様ですが、初めてであれば、細身のストライプが着やすいと思います。

ベスト(三つ揃え、スリーピース)かツーパンツか

オーダースーツによっては、ベストかパンツをもう1着つけてくれる場合があります。
この場合、好みの問題になりますが、座ることの多い職業であれば、お尻がテカテカになるなど、悪くなりやすいので、ツーパンツを選んだ方が経済的です。

ボタン(スーツの形)

なぜ、ボタンとスーツの形を一緒にしているかというと、三つボタン二つボタンというスーツの種類を聞いたことがありませんか?

前面のボタンの数によって、スーツの印象は大きく変わります。
二つボタンだと若々しく、スマートに、三つボタンだと貫禄が出ます。

袖口のボタン

これはボタン自体を選択する意味もありますが、オーダースーツの醍醐味でもあります。
既製品のスーツを確認すれば、すぐわかりますが、袖口のボタンは縫い付けられており、ボタンが外せないようになっています。
これを外せるようにした形を、「本切羽」といいます。
気づく人は稀ですが、ちょっとした遊びとして、一番袖側のボタンをはずしてみるのも洒落っ気があって良いと思います。

裏地

裏地も選べます。ソリッドタイのように光沢があるもの、花や幾何学模様、ペイズリーなど様々です。
スーツはあんまり冒険できない人でも、裏地だったら抵抗が少ないと思います。

なお、背抜きという裏地なしのデザインも選べます。裏地があるより涼しいですが、個人的には、夏はクールビズで脱いでしまうことや裏地を選ぶ楽しさを考えると裏地アリがおススメです!

ズボンのウエストデザイン

ズボンのウエストラインに独自のデザインをもっているお店もありますので、ぜひ気にしてみてください。
これはちゃんとした名前が無いので、定型でこうだ、とは言えないのですが、例えば、スラックスのウエストを閉める箇所がホックとウエストに沿ったベルトがついており、ベルトの端にボタンがあって留められるような形もあります。

タック

タックは、つまりプリーツです。
スラックスの両太もも上くらいの位置に、プリーツを付けないノータック、プレスのラインと同じ位置に一つつけるワンタック、プレスのラインの両脇に2本つけるツータックがあります。

折り返しの無いシングル、折り返すダブル、前を低く後ろを長く、斜めのカットをする、モーニングがあります。ジャケットの印象と合わせるのが良いと思います。

試着のチェックポイント

試着したときにチェックするポイントとしては、腕、肩回りが窮屈に感じないかボタンを閉めても変なしわが寄らないか太ももなど足回りが窮屈に感じないか屈伸やスクワットがスムーズにできるか、をチェックすると良いです。

また、ウエストは当然ながら、太ももを詰めてもらう、など、かなり融通を聞かせてくれるので、着てみて気になるところがあれば、遠慮せずに言ってしまいましょう。

おわりに

選ぶものが多くてむしろ嫌になった人がいないか、冷や冷やですが、逆にこれだけ好きにできてしまうのが、オーダースーツの楽しみです。
今ではだいぶオーダースーツも安くなっており、ぜひ2回目のボーナスで検討してみてはいかがでしょうか(^^♪