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これから就活する人に向けて

面接のコツとか求められる人材とは、といった偉そうなことは言えないですが、自分がプロジェクトマネージャーとして長年勤めて、自分だったらこういう人と一緒に働きたい、と思える人について書きたいと思います。

はじめに

個人的に丁寧に書きたい内容なので、今回はちょっと長いです。
なるべく分かりやすく、的なお話から根底について深掘りしていくので、お時間ある時に読んでいただければ幸いです。

かわいい後輩ってどんな人ですか?

学校にいた頃、部活や委員会など、何らか後輩と一緒に行動した経験があるかと思います。
まったくない人は何ヶ月か、後輩ができて教える立場になるまでバイトしてみるのも良い手段だと思います。

後輩ができて、何かを教えるとき、「はい、分かりました」「はい、やってみます」という後輩と「やったことあるんで分かります」「こうした方が効率的じゃないですか?」っていう人ってどっちがかわいいと思いますか?
表現の仕方や態度(笑顔で大丈夫というのとちょっと冷めた感じで言われるのとの違い)で違うとは思いますが、たいていは前者だと思います。

上記は体験の一例で、これを一言でいうと「素直さ」だと思います。
ただ、やったことがあるからわざわざ教えてもらうのは時間の無駄、もっと効率的なやり方を知っているからそっちの方が良い、という意見だって大事です。
結局どっちなの?と思うかもしれませんが、矛盾はしません。
単に順番の問題です。
人間心理にしても、いきなり反発されるように感じさせられるのとまずは受け入れた後に意見を交わすのでは、意見の受け取り方に天と地の差があります。
なので、素直さは大事なのです。

できると思われる人

この後輩、かわいいな、と思ったら次はどうでしょう?
いつまでも言われたことをやっていては、成長しないと思われるでしょう。
なので、次はできるやつと思われる人についてです。

それは「柔軟性」と「自立心」だと思います。
言われていないことや教えられていないことを、自分で考え、判断してできる人は周りから一目置かれます。

当たり前の話だしできるならやっている、と思われると思うので、なんでそれができるのか、を個人的な意見ですが、述べさせていただきます。

簡単に言うと、「視野が広く、人がしていることをよく見ている」「自分だったらどうするのかを良く考えている」、こんなところだと思います。
(実はもう一つあるんですが、わざと後からお話しします)

自分がやったことないことでも人がやったことをよく見ているから真似できるし、自分がやった場合を想像しているから行動できるのです。

自分が先輩または上司で、後輩や部下がそういう人だったらうれしくないですか?
教えたことを吸収し、自分から考え、動いてくれる人はとても頼もしいと思います。

ここまでで、いやいや、勝手にそんなことされても困る、と思った人もいるのではないでしょうか?
それが上でお話しなかったあと一つです

勝手に進められて、気付いたら取り返しがつかないことになっていた、できていると言われたことでもやり方が違うせいで全然できていなかった、と言う経験をされた方もいらっしゃると思います。
そこで、社会人の基本「報連相」です。
事前にやろうとしていること、考え方を先輩や上司に「相談」し、適宜「報告」する、これが大事です。

なんでそうしたの、に答えられる人

これで最後です。
実は2つ目のお話に含まれているお話でもあるのですが、自立して行動する、柔軟に考える、といったできる人の要素にはもう一つなくてはならないことがあります。
これがないと、自分はできる人と思っていても、単に迷惑な人になってしまう場合があります。
それはなにかというと「判断の軸が納得できるかどうか」です。

「優先順位」と表現しても良いです。
何を優先した結果、そういう行動を選択しようと考えたのか、あるいは選択したのか、これが無かったり、あってもズレている人は迷惑な人です。
極端な話になりますが、営利企業である限り、根本的な最優先事項は利益をあげることです。
値引きやは、最終的にその方が利益をあげられるという算段があって行うことです。
それなのに、優先順位がおかしくなってお客様からの感謝とした場合、無理な値引きや過剰なサービスによる利益の単なる損失、不当競争による社会的な制裁、などなど、やっていることは同じように見えてその先はまったく違う未来につながってしまいます。
だから「優先順位」は大事なのです。

まとめ

する人に一緒に働きたい人はどんな人か、というお話がだいぶ長くなってしまいましたが、まとめると以下です。

  • 素直な人
  • 柔軟性があり、自立心がある人
  • 優先順位が正しい人

おまけ

蛇足になりそうですが、あとはこれだけあるとたぶん面接で、おお!と思われます。

  • ストレス耐性
    自分で考えて答えを捻り出したエピソードと合わせてプレッシャーに打ち勝った話があると良いと思います。
  • 向上心
    今までのルールを、自分の考えとその組織のメリットを述べた上で改善した話があると良いと思います。